フィールドサービスの課題
都市の発展には建築物や構造物の点検、清掃、維持、管理が欠かせません。TANAAKKファシリティーズは、生活のインフラストラクチャである都市の維持管理の担い手が減少し、ICT化もなかなか進みづらい事業領域で、クラウドシステムやモバイル工事報告アプリなど、働き手の利便性を向上した法定点検、任意点検、設備や内装の付加価値工事、緊急対応サービス提供により、生産性向上と、担い手の世代交代にチャレンジしています。
担い手の減少
技術者不足や若手離れが進む事業領域において、働き先としての魅力の創出。デザイン統一や制度設計によるモダンな勤務環境の提供。
IT化、生産性向上
必要とされる知識や技能を構造化、体系化。プロジェクト管理、バックオフィス管理のクラウド化と業務自動化による収益性の向上。
設備の資本投資
先行投資の必要な不動産や車両、建設機械取得について、受注増加を計画した先行投資や融資、リースなどの金融手法、ロジスティクスなどの設計が必要
３つの事業領域
東京都練馬区をはじめとして、関東地域における、貸事務所、飲食店、病院、コンビニ、駐車場、アパート、マンションなどの法定点検・備品交換・設備工事・内装工事・道路工事等を年間100件超手がけています。
1.法定点検アウトソーシング（LIO）事業
マンション管理組合、ビルメンテナンス事業者を対象として法定点検、任意点検、定期清掃、設備交換、緊急対応などの法定点検アウトソーシングサービス（Legal Inspections Outsourcing）を提供しています。
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2.不動産付加価値サービス（VAS）事業
不動産オーナー及び入居者様向けに、土地や建物の付加価値を維持、向上するための、内装工事や駐車場工事などのProperty/Real Estate Value Added Services(VAS)を提供しています。
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3.緊急対応フィールドサービス(EFS)事業
主に給排水、汚水処理に関する現地駆けつけと応急処置、設備部品等交換を緊急対応フィールドサービス（Emergency Field Service）として提供しています。フィールドサービスとは建造物や装置などの企業資産を維持向上することを指しています。
learn more事業の成長性
TANAAKKファシリティーズではmicrosoftのm365やAmazonWebService、クラウド会計などの先端ITインフラを業務基盤として活用することで、ITと施工専門家のハイブリッドで効率的な業務運営の実現を目指しています。
業界経験
社内チームの設備点検の経験は41年以上。マンション管理、ビル管理会社と長年取引しています。
技術移転
発注前の時点で実施する作業と費用を明確化。法定点検や工事種別をデータベース化し、技術移転を促進
緊急対応
給排水、貯水槽、排水ポンプのトラブルへの緊急・即日対応のフィールドサービスをIoT SaaS事業として捉え、プロセス化
事業の着眼点
TANAAKKグループでは技術革新と産業革新により雇用転換が求められる領域にイノベーションを起こすことを目的としています。
TANAAKKグループ
TANAAKKグループは時代の変化に伴って産業のITインフラ調達構造が変わる中、新たなインフラ基盤によって既存産業の生産性を高める一連のGrowth-as-a-Service™︎をサイバーセキュリティ業、レンタカー業、設備点検業、保育業などの事業領域などの複数産業で展開しています。
設備点検領域ではマンション、ビルオーナーのニーズの変化や建設業・工事業従事者の安全、健康、収益などの課題に対して、グループICTチーム、バックオフィス、生命保険、損害保険専門家、弁護士チームが一丸となって取り組んでいます。
ファシリティマネジメント業界の可能性
技術革新によって、不動産業界の業界構造はIT業界の業界構造の変革と同様に、徐々にユーザーオリエンテッドな改革が進むとTANAAKKは予測しています。
賃料収入の市場規模
日本国民が保有する不動産の資産規模総額は2600兆円で、国民資産の24％を占めます。そのうち、収益不動産資産規模は2023年で約289.5兆円（ニッセイ基礎研究所）、建設市場は年間約70兆円、収益不動産資産規模の24％程度、不動産年間市場取引は43兆円程度で、賃料収入は、年間20兆円と予測されています。国内ファシリティマネジメント市場は年間6兆円と予測されています。不動産市場は、購買者と受益者が複雑に絡み合った産業であり、最終消費者であるユーザー（入居者）が利用する不動産は、オーナー（購買者）と、オーナーに対してサービスを提供するディベロッパーや建設業者により調達が構成されています。最も大きな賃料市場を構成する入居者、管理会社、オーナーに最も接触回数が多いのは実は、建設業者、ディベロッパー、売買事業者ではなく、ファシリティマネジメント事業者であり、ファシリティマネジメント事業者は、不動産エコシステムの中で、最も大きなトランザクションを持つ賃料収入市場のネットワークオーケストレーターになりうるポジションニングとなっています。TANAAKKは、ファシリティマネジメント市場が安定的なARR(Annual Recurring Revenue)を産むことができる、生活必需サービス産業であり、最もユーザーのニーズが集まっているのは、ファシリティマネジメント市場ではないかと予測しています。
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